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診療科長より放射線科の紹介

診療科長兼教授 村山貞之

医療関係以外の方には、放射線科はどのような診療を行っているかわかりにくいかもしれませんので、説明させていただきます。

放射線科とは放射線を扱う放射線診断学、核医学、放射線治療学が一体となった診療科です。
放射線診断はコンピュータ断層装置(CT)、磁気共鳴画像検査(MRI)といった特殊検査の指示・フィルム読影、主に頸部から腹部にかけての血管造影及びその手技を用いた治療(IVR)が主な仕事です。

読影、主に頸部から腹部にかけての血管造影及びその手技を用いた治療(IVR)が主な仕事です。
最先端のCT装置を用いて小さな病変を診断することも可能であり、また最新MRIにより生体機能を評価することもできるようになっています。IVRは画像下治療と呼ばれており、血管造影、超音波、CTなどの画像検査装置を用いて血管からの治療のみならず経皮的にも治療を行うもので、患者さんに侵襲の少ない治療が行なえるようになっています。IVRは根治治療から緩和治療まで行う事ができ、動脈瘤・血管奇形などの非腫瘍性病変から腫瘍性病変まで幅広い範囲を治療対象としています。

核医学部門は微量の放射線同位元素がラベルされている特殊な診断用薬剤を静脈から注入し、画像診断を行う手技で、薬剤のターゲット臓器への集まり方や時間単位での変化を観察することにより、機能的診断も可能です。PETは悪性腫瘍の病期診断、治療後に再発が疑われる場合の利用に大きな力を発揮しており、特に悪性リンパ腫ではPETはなくてはならない検査となっておりますが、最新のPET装置を用いて定量性にも優れた画像を得ています。
またヨードの放射線同位元素を投与することによる甲状腺癌、甲状腺機能亢進症の治療を行う他、ストロンチウムの放射線同位元素を用いて多発骨転移による疼痛緩和治療も行っています。そして2016年5月に骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌に対する放射線同位元素を用いた治療が日本でも認可され、当科でも行う予定です。

放射線治療は、放射線を照射することによって、主に悪性腫瘍を治療するもので、非外科的治療法の一つです。最新の治療技術を用いた強度変調放射線治療を前立腺癌、頭頸部癌に対して数多く行い、副作用や合併症の少ない治療が達成できています。また、小さな病変であれば、肺癌・脳腫瘍に対していわゆるピンポイント治療と呼ばれる定位照射も数多く行い、良好な治療成績が得られています。 子宮頸癌に対しては県内では当院でしか行えないRALSと呼ばれる腔内照射も行っており、従来にはなかった多彩な治療を受けられるのが特徴です。放射線科病棟は平成28年7月時点で病床数8床ですが、主に放射線治療患者さんが入院しています。
このように放射線科は、放射線部にある高度医療機器を用いた診療を行っている科といえます。

診療科長兼教授 診療科長兼教授 村山 貞之