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診療科長より放射線科の紹介

診療科長兼教授 西江昭弘

令和3年7月1日より琉球大学放射線科の教授を拝命しました西江昭弘と申します。私は長崎県の出身で、平成6年(1994年)に九州大学を卒業後、九州大学放射線科に入局しました。関連病院での研修の後、生化学教室の大学院で基礎医学を学び、大学院卒業後は米国アイオワ大学での留学を経て、九州大学病院で診療、教育、研究に励んで参りました。この度縁があり、第3代教授 村山貞之先生より伝統ある教室を受け継ぐことになりました。重責ではございますが、これまでの経験を活かし沖縄県の放射線医療の向上にむけて精進していく所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

放射線科というと皆さんどのような仕事を思い浮かべますでしょうか?放射線科の仕事は大きく画像診断(単純X線、CT、MRI、核医学検査)、IVR(血管造影や経皮的穿刺による治療)、放射線治療の3つに分かれます。放射線科医はDr.’s Doctorと呼ばれ、臨床医の良き相談相手、かつ医療を陰から支えるサポーター的存在ですが、時には緊急血管造影で救命の第一線に立ったり、手術の難しいがん患者に対して低侵襲の放射線治療を行ったり、主役としても活躍しています。画像診断、IVR、放射線治療は、一見全く異なる3つの分野にも思えますが、それぞれの守備範囲を拡大することで、これまで以上に強い協力体制のもと放射線医療を行っていきたいと考えています。また近年は人工知能(artificial intelligence: AI)の開発が進み、放射線医療にも一部導入されています。このAIが今後の医療の質と効率化に影響を与えることは間違いなく、いかにうまく活用するかを常に心掛けていきたいとも考えています。

大学病院では診療、研究、教育、そのいずれもが高いレベルで求められます。診療中に生じた疑問や問題点を解決すべく、若手医師と一緒になって検証を行い、その結果を自身だけに留めることなく公表していくことで全体の医療レベルが向上する、そういった正のサイクルが理想であり、診療、研究、教育は三位一体で考えるべきものと思います。沖縄県では本土と異なる疾患が見られ、同じ疾患でも特徴があることがわかっており、また地理上の理由からも放射線医療を自己完結する必要性は高く、関連病院と連携してそれらの問題に取り組んでいく所存です。

こちらに赴任してすぐにわかったのですが、琉球大学放射線科の一番の強みは”思いやり”です。常日頃から互いを気遣い、仲間のピンチには助け合うことのできる教室です。私が医局を初めて訪ねた際も昔からの知人のように接してくれて、すぐに緊張の糸がほぐれました。私自身万能ではなく、残念ながら不得手なところも多々ありますが、医局員にサポートしてもらい、お互いを支えながら、“思いやり”の精神のもと教室を牽引していきたいと考えています。

最後になりますが、琉球大学放射線科に興味がある方、ぜひ一度見学に来られませんか?令和の時代の放射線医療をともに盛り上げてくださる同志を大歓迎します。

診療科長兼教授 診療科長兼教授 西江昭弘